ネム(XEM)とは?
2015年にリリースされたネムは、独自の分散型台帳技術であるNEMブロックチェーンを軸に構成しています。このNEMブロックチェーンというのは高速でセキュリティー面でも他のブロックチェーン技術よりも安全です。また独自の暗号資産を作り出したり管理することができる、スマートアセット機能も注目されています。国内外でも利用者が増えており、独自のトークンを作り出して商品化するケースも増えています。サービスの売買も活発に行われていることがあり、今もネムを使って企業とのやり取りや実証実験が進んでいます。
ビジネス分野でネムは活用されるのが期待されている状況ですが、日本も例外ではありません。ネムによって金融機関で使えるブロックチェーンを作り出し、提供していることもあります。今後も様々な業界で実証実験などを行われることがあれば、NEMの将来性もアップすることでしょう。
2023年3月の値動き
2023年3月現在のネムの値動きを見ると購入価格も売却価格も5円前後で、同様の値幅で動いています。
市場で今後取引量が活発になると、大きく値動きが生じることもあります。
今後の値動きにも注意しながら、ネムで取引を行いましょう。
特徴やメリット
ネムはトランザクション処理については高速で安全なだけでなく、スマートアセット機能を備えているので柔軟性にも富んでいます。安心して処理をおk内ながら、独自の暗号資産を作り出すこともできます。作成だけでなく管理についても長けているので、設計から着実に構築していくとビジネスでも様々な取引を行うことが可能です。
トランザクション処理や柔軟性がある点がネムのメリットとなりますが、他にも取引面ではセキュリティーが向上している点も注目されています。プライバシー保護でもネムは安心感があり、暗号化することで対応していきます。多言語開発にも対応しているので、開発者が自由に作業を進めることができます。独自のトークンを作り出すこともできますが、取引に関して手数料も安定しています。
ネムを使用できるサービス
企業や政府機関でネムは信頼性の高いと考えられており、情報共有や取引に活用できると期待されています。主にネムを使うことができるサービスは、以下となっています。
- Dimcoin
- LuxTag
- Paytomat
- TraDove
- Zaif
今後の将来性
企業や政府機関の間でネムは注目されていますが、今後は信頼性が高い情報などを円滑に取引できると注目されています。ネムはリリース当時からセキュリティー面でも安心して情報を共有したり、取引をサポートできる仮想通貨になることを目指して開発されています。そしてスマートアセットを利用して、独自のデジタル資産を構築することも期待されています。
またネムは今後の将来性として、ブロックチェーン技術が普及されれば企業や政府機関で活発に取引が行われて需要が高まると考えられています。他のプラットフォームと仕様も異なっているので、差別化をしっかりと行うことができます。これが市場で競争力をアップもしくは維持することができると考えられています。しかしながら知名度が低い点が拭えないので、パートナーシップの獲得などが必要な状況です。
デメリット
ネムが持っているデメリットについては、以下のような内容があります。ネムは過去セキュリティー面では流出した事件も発生しているので、不安視している人も少なくありません。セキュリティ面での不安やマーケティング不足などがあり、活用する際にはデメリットを把握しながら取引を進めることが重要です。
- 利用者が認知度が低いので市場でも流動性が低い
- メディアに露出するケースが少ないため、マーケティングに対して力が入っていない
- ネムを取り扱っている取引所が少ない
- リリースされてから脆弱性などのセキュリティー面で問題が生じている
ネムのこれまでの値動き
2018年1月 ——コインチェックがネムを流出し、価格が下落する
2018年8月 ——価格が1桁台となり、その後横ばいが続く
2020年~ ——徐々に値上がりが始まる
2021年~ ——新たなブロックチェーンがローンチされるが、徐々に下落基調となる
ネムを取引している仮想通貨取引所
ネムを扱っている、主な仮想通貨取引所は以下となっています。様々な取引所で対応していますが、時期によって異なることもあります。情報をしっかりとチェックして、ネムを取り扱っているか確認するようにしましょう。
- bitFlyer
- Binance
- Coincheck
- OKEx
- Huobi
- Upbit
- Zaif