リップル(XRP)とは?
現在仮想通貨の時価総額でもベスト10に入っているリップルは、リップル社が発行しています。世界各国にある300以上の金融機関で積極的に活用されていて、送金などに利用されています。
中央集権的な仮想通貨であるリップルは、実質的にリップル社が発行したり管理を行っています。ブロックチェーンも利用していないので、他の仮想通貨と承認アルゴリズムも異なっています。現在はスマートコントラクトを活用しながら「フレアネットワーク」についても開発が進んでいて、より安定した取引を行えると期待されています。
2023年3月の値動き
2023年3月現在のリップルの値段については、1XRPあたり日本円で52円前後となっています。
また直近の値動きは安定しており、50円台でしばらく推移している状況です。
ただし他の仮想通貨とともに高騰もしくは暴落するケースも過去にあったため、送金時などに注意しなければなりません。
特徴やメリット
リップルの特徴やメリットをみていくと送金や手数料に関する部分が多く見えており、様々な金融機関で活用されています。送金は高速で対応することができ、従来の銀行で対応している送金以上にスピーディーに完了させることができます。送金についてはリップルでは手数料がやすいので、銀行送金よりも選択する人が増えています。
そしてグローバルにリップルは活用することができて、国や通貨が異なっていても柔軟に対応することができます。送金時にはセキュリティ面も他の仮想通貨よりも高くなっていて、安心して取引ができます。主に分散型台帳技術を利用しているので、改ざんもしくはハッキングといったリスクを低くすることができます。これが機関投資家にも注目されていて、多くの支持を得ています。
リップルを使用できるサービス
リップルは様々な支払いに対応していますが、主に以下のようなサービスで活用できます。
リップルは主に送金サービスを中心に利用することができ、世界各国で送金を行えるようになっています。
- MoneyGram
- FlashFX
- Cuallix
- Mercury FX
今後の将来性
リップルの今後の将来性については、以下のようなポイントが考えられます。
- 金融業界へ徐々に普及されていく
- グローバルな支払いに活用される
- 高いセキュリティ性を持っている
- 他の上場されている仮想通貨と競合する可能性がある
リップルは世界各国で活用されているので、送金などで活用されると予想されています。国際送金だけでなく、外貨両替でも活用されることでしょう。手数料や手続きなどの時間短縮をリップルによって目指せると考えられており、金融機関へも普及されるのではと期待されています。
しかしながらリップルはビットコインなど、他の仮想通貨と市場で競合されるのではと予想されています。緩やかな値動きをしているリップルですが、他の激しい値動きをする仮想通貨に対するリスクヘッジでも地位を確立することでしょう。高いセキュリティ能力もあるので、安心して取引を行うことができます。
デメリット
リップルでは主に、以下のようなデメリットが存在しているので注意しなければなりません。
全体的にリップル社が管理していて、セキュリティリスクが高い点が注視されています。また法的な問題も存在しているので、送金サービス以外では向いていないとも考えられています。
デメリットもしっかりと把握して、取引を行うようにしましょう。
- 中央集権化によってシステム全体をリップル社が管理しているので、システム上の操作ができてセキュリティリスクが高い
- XRPといわれるトークンを大量に提供しており、市場価格について変動が大きくなることがある
- SEC(米国証券取引委員会)がリップル社へXRPが証券と指摘されており、将来性の不安がある
- 海外送金サービス以外に、活用できる手段がほとんどない
リップルのこれまでの値動き
2020年秋~ ——コロナショック後にじわじわと値上がり、約25円から64円前後まで上昇する
2020年12月 ——下落し24円台となり、2021年頃から再上昇する
2021年1月~ ——65円を超えたあたりから価格が急上昇し、2週間ほどで3倍近くになる
2022年~ ——下落傾向となり、50円台を保った状態となる
リップルを取引している仮想通貨取引所
リップルが取引できる仮想通貨取引所は、世界各国にあります。代表的な仮想通貨取引所は、以下になります。
- Binance
- Bitstamp
- Kraken
- Coinbase
- OKEx
- Bitso
- Bitrue
仮想通貨取引所の中にはKrakenのように、入出金に対応しているところもあります。概要をしっかりとチェックしながら、取引を行いましょう。